全米スペリング大会、黒人の米国人が初の優勝 バスケの技でギネス記録も保持

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14歳のザリア・アバンガードさんが全米のスペリング大会で優勝を果たした/Joe Skipper/Reuters

14歳のザリア・アバンガードさんが全米のスペリング大会で優勝を果たした/Joe Skipper/Reuters

(CNN) 子どもたちが英単語のつづりの正確さを競う第93回「スクリップス・ナショナル・スペリング・ビー」の決勝が8日に開催され、14歳のザリア・アバンガードさんが黒人の米国人としては初めて優勝を果たした。

これまでは1998年のジャマイカ代表だったジョディ・アン・マクスウェルさんが、同大会で唯一の黒人の優勝者だった。

ルイジアナ州ニューオリンズ出身のアバンガードさんは樹木の一種である「murraya」のつづりを正確に言い当てて見事栄冠を手にし、飛び上がって喜びを爆発させた。

アバンガードさんは賞金5万ドル(約550万円)を受け取ることになる。

だが今回の栄冠は、アバンガードさんが成し遂げたさまざまな偉業の一つに過ぎない。

1万4000人超のフォロワーを抱える彼女のインスタグラムアカウントでは、同大会での優勝に至る栄光への道に加えて、彼女の驚くべきバスケットボールのスキルを目にすることが出来る。

実はアバンガードさんは、スペリング大会の王者であるばかりでなく、ボールジャグリングでの1分間のバウンド回数でギネス記録保持者に認定されている。

ギネス・ワールド・レコーズの公式ツイッターアカウントに投稿された動画によると、わずか5歳の時にドリブルをし始めたアバンガードさんは、いつの日かプロのバスケットボール選手になり、女子プロリーグWNBA入りを望んでいるという。

アバンガードさんは動画で、「女性たちによって成し遂げられたことや勝ち取られたことが、言い広められて知らされるほど、世界中の女の子たちは自分が頑張っていることは何でも出来ると、きっと分かるようになる」と語った。

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