英イングランド・サッカー協会、次期会長にヒューイット氏指名 史上初の女性会長誕生へ

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FA史上初の女性会長に就任する見通しとなったデビー・ヒューイット氏/From Eddie Keogh/The FA

FA史上初の女性会長に就任する見通しとなったデビー・ヒューイット氏/From Eddie Keogh/The FA

(CNN) 英イングランド・サッカー協会(FA)の次期会長にデビー・ヒューイット氏が就任する見通しであることが9日までに分かった。実現すれば、157年にわたるFAの歴史の中で初の女性会長となる。

ヒューイット氏は現在、米クレジットカード大手ビザの欧州部門や衣料ブランドのホワイト・スタッフなどの非常勤会長を務める。今回FAの理事会から全会一致で指名を受け、次の会議で正式に承認されれば2022年1月から会長職に就く予定。

前任のグレッグ・クラーク氏は昨年11月、国会議員らの前で自ら「容認できない言葉」と認める発言をしたとして辞任していた。

当時、英議会の委員会に出席したクラーク氏は黒人やアジア系などのサッカー選手らを「colored(色のついた)」と形容したほか、南アジアの出身者や同性愛者の選手、女性選手に関するコメントでも批判を浴びた。

FAはイングランドのサッカーの統括団体であり、草の根レベルからプロチームに至る各カテゴリーの試合に携わる。

次期会長の指名を受けたことに喜びを表明したヒューイット氏は、「この数カ月間の出来事が示すように、今はイングランドのフットボールにとって重要な時だ。すべてのステークホルダー(利害関係者)がはっきりとした目標を持ち、競技の長期的な健全性を確保しなくてはならない。あらゆるレベルにおいて」と指摘した。

また自身について幼い時から熱狂的なサッカーファンだったとし、競技の未来を形作る役割を果たす機会を得られて興奮していると述べた。

FAは来月22日に開かれる次回の会議で、ヒューイット氏の新会長就任を正式に承認する見通し。

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