仏ラグビー連盟、国内女子ラグビーでのトランスジェンダーのプレー認める

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仏ラグビー協会がトランスジェンダー女性の女子ラグビーのプレーを認める判断を下した/Naomi Baker/The RFU Collection/Getty Images

仏ラグビー協会がトランスジェンダー女性の女子ラグビーのプレーを認める判断を下した/Naomi Baker/The RFU Collection/Getty Images

(CNN) フランス・ラグビー連盟(FFR)は19日までに、心と体の性が一致しないトランスジェンダーの女性が同国の女子ラグビーでプレーするのを認める採決を全会一致で可決した。来シーズンから適用される。

今回の決定は、ラグビー競技の国際的な統括団体であるワールドラグビーの提言に沿わないものとなった。ワールドラグビーは昨年、トランスジェンダーの女性がコンタクト(接触プレー)を伴う女子ラグビーでプレーすることについて、「安全上、国際レベルの試合では」推奨しないと発表していた。

ただ上記の提言に拘束力はなく、各国の協会にはそれぞれの普及策を講じることが認められている。

FFRのセルジュ・シモン副会長は17日の声明で、ラグビーは包摂的な競技であり性や出自、宗教による区分はないと指摘。FFRはあらゆる形態の差別に断固として反対し、誰もが自由意思に基づき制約なくプレーできるよう日々取り組んでいると述べた。

声明では男性から女性になる過程にあるトランスジェンダーの女性が国内でプレーする条件として、ホルモン療法を少なくとも1年行っていることの証明を義務付けている。また男性ホルモンのテストステロン値が1リットル当たり5ナノモルを超えてはならないとしている。

すでに男性から女性となり、市民登録上の変更も済ませている場合は、前提条件なくプレーできる。

フランスの全国的な競技団体の中で、トランスジェンダー女性がトップレベルでプレーするのを認める判断を下したのはFFRが初めて。

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