映画「テネット」、北米でついに公開 初週の興収は21億円

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クリストファー・ノーラン監督の新作「テネット」が北米市場で待望の公開/Melinda Sue Gordon/Warner Bros.

クリストファー・ノーラン監督の新作「テネット」が北米市場で待望の公開/Melinda Sue Gordon/Warner Bros.

ニューヨーク(CNN Business) 映画「TENET テネット」がこのほど、北米市場で公開された。複数回の延期をへての公開初週の興行成績は推計2020万ドル(約21億円)だった。

ワーナー・ブラザースが配給を手掛け、クリストファー・ノーランが監督したテネットは今月4日に中国でも公開された。世界興収は1億4620万ドル。

タイムトラベルを題材とした同作品にはジョン・デヴィッド・ワシントンとロバート・パティンソンが出演。新型コロナウイルスの感染が拡大したため3月に全米で映画館が閉鎖されてから米国で公開された最初の大作映画となった。当初は7月の公開が予定されていた。

新型コロナウイルスの感染が拡大した今春、映画会社は「ワイルド・スピード」シリーズの新作「F9」や、往年のヒット作「トップガン」の続編となる「トップガン マーヴェリック」といった大作の公開を来年に延期している。一方、ディズニーは実写版「ムーラン」を配信サービスの「ディズニー+(プラス)」で公開した。

映画情報サイト「ボックスオフィス・ドット・コム」のアナリストは、テネットの公開について映画館にとっての「復活の道」の始まりになるかもしれないと指摘。こうした作品を映画館で公開することが映画産業にとって好転につながるとの見方を示す。

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