大坂選手、黒人女性の名入りマスクで入場 全米オープン初戦

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ブレオナ・テイラーさんの名前が入ったマスク姿で入場した大坂なおみ選手/Frank Franklin/AP

ブレオナ・テイラーさんの名前が入ったマスク姿で入場した大坂なおみ選手/Frank Franklin/AP

(CNN) テニスの全米オープンが開幕した8月31日、1回戦の試合に臨んだ大坂なおみ選手が、ケンタッキー州で警官に射殺された黒人女性、ブレオナ・テイラーさんの名前が入った黒いマスク姿で入場し、注目を集めた。

大坂選手は「私が知る限り、テニスは世界中の人が見ている。テイラーさんの話を知らない人がいるかもしれない。そういう人がグーグル検索したりするかもしれない」「この話を知っている人が増えれば増えるほど、関心も高まると思う」と話した。

米スポーツ専門局ESPNとのインタビューで語ったところによると、マスクは計7枚持っている。「名前の数に対して7枚では足りないのが悲しい。決勝まで進んで全部見てもらいたい」という。

テイラーさんは今年3月、自宅に押し入った警官らに撃たれて死亡した。警官は、麻薬捜査のため捜索令状を取ってテイラーさんの自宅に踏み込み、テイラーさんの恋人に銃撃されたために撃ち返したと説明している。

大坂選手は先週、前哨戦のウエスタン・アンド・サザン・オープンの準決勝でも、ウィスコンシン州で黒人男性が銃撃された事件に抗議して、いったん出場辞退を表明。大会が1日延期されたことを受けて撤回していた。

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