NBAバックス、黒人男性銃撃に抗議しボイコット プレーオフ3試合延期に

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NBAの試合、黒人男性銃撃事件をうけボイコット

(CNN) 米プロバスケットボール(NBA)のミルウォーキー・バックスは26日、本拠地ウィスコンシン州で黒人男性が警官に撃たれた事件に抗議し、プレーオフの試合をボイコットした。これを受けNBAは同日、この日予定されていたプレーオフ第5戦の3試合を延期すると発表した。

ウィスコンシン州ケノーシャでは23日、自分の車に入ろうとした黒人男性が背後から警官に撃たれる事件が発生。これをきっかけに、人種間の不正義や警察の暴力に対する反発が改めて全米に広がっている。

NBAは声明で、「ミルウォーキー・バックスがオーランド・マジックとの試合に出場しない決定を下したことを受け、同日予定されていたバックス対マジック、ヒューストン・ロケッツ対オクラホマシティ・サンダー、ロサンゼルス・レイカーズ対ポートランド・トレイルブレイザーズの3試合を延期した」と発表。各シリーズの第5戦の日程を組み直す方針を明らかにした。

バックス対マジックの一戦は、フロリダ州オーランドのディズニーワールドで午後4時から始まる予定だった。だが、バックスの選手は開始時間前になってもロッカーから現れず、NBA TVの試合中継では、選手たちが抗議の座り込みを行っていると報じられた。

バックスの幹部はツイッターで「バスケットボールより重要なことがある」と言及。選手らが取った行動は「もうたくさんだ。変化が必要だ」という意思表示だとし、選手たちを全面的に支持する考えを示した。

オーランド・マジックもNBAの決定を支持する声明を出した。

ストライキはNBAの団体交渉協約で禁止されており、バックスの選手は人種間の不正義や警察の暴力に抗議するために契約を破ったことになる。

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