ジャック・チャールトン氏が死去、85歳 サッカー元イングランド代表
ロンドン(CNN) サッカーのイングランド代表として1966年のワールドカップ(W杯)優勝メンバーに名を連ねたジャック・チャールトン氏が死去した。85歳だった。現役時代、20年以上にわたって所属したリーズ・ユナイテッドが明らかにした。
リーズによるとチャールトン氏は、長期にわたり闘病生活を送っていた。家族は11日に声明を出し、同氏が英イングランド北東部ノーサンバーランドの自宅で、家族に見守られながら穏やかに息を引き取ったと伝えた。
チャールトン氏は23年間在籍したリーズで773試合に出場。イングランド代表では35試合に出場し、地元で開催された1966年のW杯は全試合でプレーした。
We're deeply saddened to hear that Jack Charlton, an FA Cup winner with @LUFC in 1972, has passed away.
— The Emirates FA Cup (@EmiratesFACup) July 11, 2020
Rest in peace, Jack pic.twitter.com/pfFzWPQDVM
同大会の決勝はロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われ、イングランドが4―2で西ドイツ(当時)に勝利。W杯初制覇を成し遂げた。この大会以降、イングランドはW杯優勝を果たしていない。
決勝でチャールトン氏とともにプレーした弟のボビー・チャールトン氏も、リーズの長年のライバルだったマンチェスター・ユナイテッドで伝説的なキャリアを築いている。
11日にはリーズをはじめとする英国の多くのクラブがチャールトン氏の死去に哀悼の意を示した。
元イングランド代表のガリー・リネカー氏は11日、ツイッターでチャールトン氏について、W杯優勝メンバーでありアイルランド代表監督としても実績を残したとコメント。「周囲に素晴らしい影響を与えてくれる人格者だった」と故人をしのんだ。