フロリダのディズニー・ワールド再開、コロナ感染者急増で不安も

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米フロリダ州のディズニー・ワールドが11日から営業を再開する/Joe Raedle/Getty Images North America/Getty Images

米フロリダ州のディズニー・ワールドが11日から営業を再開する/Joe Raedle/Getty Images North America/Getty Images

ニューヨーク(CNN Business)  新型コロナウイルスのため休園していた米フロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールドが、11日から営業を再開する。しかしフロリダ州で感染者が急増する中での再開に対しては、不安や批判の声もある。

パークの再開は段階的に行う予定で、まずマジック・キングダムとアニマル・キングダムの営業を11日に再開し、続いてエプコットとハリウッド・スタジオを15日に再開する。

同リゾートで働く従業員は7万5000人以上。年間の入場者は数千万人に上る。シンデレラ城のあるマジック・キングダムだけでも、AECOMの2018年の統計で2000万人以上が訪れていた。

フロリダ州衛生局によると、同州で7日に確認された新型コロナウイルスの新規の症例は1万例を超え、同州の感染者の累計は22万人以上になった。

この数週間で症例数が急増したことを受け、従業員からは営業再開の延期を求める声が上がり、従業員組合も同社に対して適切な対策を講じるよう要望していた。

フロリダ州では、ユニバーサル・オーランドやシーワールド・オーランドなどの人気テーマパークも既に営業を再開している。海外のディズニーのテーマパークは5月11日に再開した上海ディズニーランドをはじめ、複数が再開された。一方、カリフォルニア州のディズニーランドは、今月中に再開するはずだった予定が延期になった。

旅行情報サイトを運営するロバート・ナイルズ氏は、ディズニーの再開について「今は旅行業界全体が残骸と化している。業界が生き延びようとするなら、誰かがうまくやる方法を見出さなければならない。ディズニーにはほかの誰よりもリソースがある。ディズニーがリーダーシップを発揮するチャンスだ」と位置付けている。

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