豪スノーボード元世界王者アレックス・プリンさん、スピアフィッシング中の事故で死亡

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豪スノーボード元世界王者、スピアフィッシング中の事故で死亡

(CNN) スノーボードの選手として世界王者に2度輝いたオーストラリアのアレックス・プリンさんが8日、母国でのスピアフィッシングの最中に死亡した。32歳だった。

プリンさんは冬季五輪に3度出場。2014年のソチ大会ではオーストラリア選手団の旗手を務めた。経験豊富なダイバーとしても知られ、水中に潜ってヤスで魚を突くスピアフィッシングの熱心な愛好家でもあった。

プリンさんは経験豊富なダイバーとしても知られた/Ezra Shaw/Getty Images
プリンさんは経験豊富なダイバーとしても知られた/Ezra Shaw/Getty Images

北東部クイーンズランド州の救急サービスは8日の声明で、午前10時半過ぎに通報を受け、潜水時の事故に対応したと説明。「患者1人を現場で手当てした」と述べた。

警察幹部がCNN系列局の9ニュースに明らかにしたところによると、当時もう1人のダイバーが、酸素マスクを着けずに意識を失っているプリンさんを発見した。プリンさんは1人で現場を訪れ、スピアフィッシングをしていたとみられる。

9ニュースは、プリンさんが意識のないまま海岸に運ばれたと伝えた。救急チームが心肺蘇生を45分間行ったが、命を救うことはできなかった。

9ニュースによれば、プリンさんは人気の遊泳スポットを頻繁に訪れており、以前にも海岸から270メートル離れた人工岩礁でスピアフィッシングを楽しんだという。先月26日のプリンさんのインスタグラムには、スピアフィッシング中の自身の姿をとらえた画像が投稿されている。

「チャンピー」の愛称で親しまれたプリンさんの死を受け、国内のスキー・スノーボード競技を統括するスノー・オーストラリアやかつてのチームメートは、ソーシャルメディアを通じて哀悼のメッセージを寄せた。

現場の海岸には花も供えられた。

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