映画音楽作曲家のエンニオ・モリコーネ氏が死去、91歳

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映画音楽作曲家のエンニオ・モリコーネ氏が死去した/ROBYN BECK/AFP/Getty Images

映画音楽作曲家のエンニオ・モリコーネ氏が死去した/ROBYN BECK/AFP/Getty Images

(CNN) アカデミー賞受賞歴も持つ映画音楽の巨匠、エンニオ・モリコーネ氏が死去した。91歳だった。本人の弁護士が6日、CNNに明らかにした。

転倒により大腿骨(だいたいこつ)を骨折した後、入院したイタリア・ローマの病院で息を引き取ったという。

モリコーネ氏は「続・夕陽のガンマン」や「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト」といった往年のマカロニ・ウエスタンの映画作品を彩ったなじみ深い楽曲を生んだことで知られる。

2016年にはクエンティン・タランティーノ監督の「ヘイトフル・エイト」のサウンドトラックでアカデミー賞作曲賞を受賞した。

ローマ生まれのモリコーネ氏は、生涯に500作を超える映画の音楽を手掛けた。英国アカデミー賞やゴールデングローブ賞に何度もノミネートされて、受賞したほか、ハリウッドの殿堂入りも果たしている。

おそらく西部劇に使用された楽曲が最もよく知られているモリコーネ氏だが、その代表作には「ミッション」や「ニュー・シネマ・パラダイス」といった名作映画のサウンドトラックも含まれる。

弁護士によるとモリコーネ氏は生前、密葬を希望していた。

イタリアのコンテ首相は6日、ツイッターで「今後も我々は、巨匠エンニオ・モリコーネの芸術的才能を無限の感謝の念とともに思い起こすことだろう」と弔意を示した。

イタリアのマッタレッラ大統領は、作品を通じたモリコーネ氏の多大な貢献によりイタリアの名声が世界中に広まり、かつ高まったとたたえた。

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