パンデミック期間は「恐怖の日々」 フェルプスさんが語る

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競泳の元米国代表、M・フェルプスさんが自宅待機を強いられる生活の苦悩を語った/OLIVIER DOULIERY/AFP/AFP via Getty Images

競泳の元米国代表、M・フェルプスさんが自宅待機を強いられる生活の苦悩を語った/OLIVIER DOULIERY/AFP/AFP via Getty Images

(CNN) 米国の伝説的な元競泳選手でうつ病の経験を公表しているマイケル・フェルプスさんがこのほど、新型コロナウイルス感染拡大の影響で家に閉じこもってきた最近の生活について、「これまでの人生の中でも特に厳しい期間」になったと語った。

フェルプスさんは選手時代からうつの発作に苦しみ、自殺を考えたこともあると明かしている。

スポーツ専門チャンネルESPNに語ったところによると、ここ何カ月かは特に精神的につらい時期で、気分が激しく揺れ動いていた。今までで最大の「恐怖」を感じた期間のひとつだという。

フェルプスさんは、多くの人々がつらい生活に耐えているなかで、家族とともに安全、健康でいられること、生計の心配がないことに感謝していると強調する一方、それでもやはり苦しさと闘う日々だと語った。うつの発作とつきあうには、妻ニコルさんが大きな助けになっているとも話す。

ここ数週間は毎日、午前中に1時間半ほど抜け出してジムへ行く習慣が支えになっていた。1日行かなければ「ひどいことになる」という。「頭の中でマイナス思考にはまり込んでしまう。そうなると止められるのは自分しかいないが、たいていすぐには止まらない」

何かミスをしたり、だれかの気分を害したりすると、自分に罰を与えるかのようにいつまでも引きずり、何もかも自分のせいにしてしまう。「それが連日繰り返されたら、あっという間に怖い状況まで自分を追い込んでしまう」――そんなことがよくあったという。

「まさにこうして闘っている人はたくさんいる」と、フェルプスさんは話す。マイナス思考に陥らないためには自分にどんな対策が効くのかを知り、それを信じて守り抜くことだと強調した。

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