米陸連、東京五輪の延期を要請 新型コロナ拡大受け

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五輪聖火が日本に到着

(CNN) 米国陸上競技連盟(USATF)は21日、米国オリンピック・パラリンピック委員会(USOPC)に対し、東京五輪の延期を国際オリンピック委員会(IOC)に働きかけるよう要請する立場を示した。

USATFのシーゲル最高経営責任者(CEO)はUSOCPのハーシュランドCEOにあてた書簡で「これまでも今後も、USATFの最優先事項はアスリートとコーチ、スタッフ、ボランティアリーダーの健康と安全だ」と強調。選手らのためには延期が最良の道だと述べた。

シーゲル氏はこの中で「完璧な答えなどないこと、非常に複雑で困難な決断であることは承知している」とする一方、新型コロナウイルスの感染拡大という世界的危機のさなかでは、選手が安全な環境で適切な練習を重ね、本番で期待通りの力を発揮できる可能性は低いと主張。選手らは大きなストレスや不安を抱えているとも指摘した。

東京五輪をめぐっては、米国水泳連盟のヒンチーCEOも20日、1年間延期することが「適正かつ責任ある行動」だとする書簡を公開していた。

IOCは17日、予定通りの開催を目指す方針を改めて示し、20日には聖火がギリシャから日本に到着した。

だが21日にはこのほか、ノルウェーとブラジルのオリンピック委員会も延期を求める声明を出した。

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