ブルガリア対イングランド、人種差別で2度中断 EURO2020予選 

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イングランドのサウスゲート監督が主審と話し合いを行う様子/Catherine Ivill/Getty Images

イングランドのサウスゲート監督が主審と話し合いを行う様子/Catherine Ivill/Getty Images

(CNN) ブルガリアの首都ソフィアで14日行われたサッカーの2020年欧州選手権(EURO)予選のブルガリア対イングランド戦で、イングランドの選手に対する人種差別的な言動があり、2度にわたり試合が中断した。

イングランドサッカー協会(FA)はツイッターで、「選手に人種差別的なチャントが浴びせられた」と説明。欧州サッカー連盟(UEFA)に早急な調査を要請する方針を示した。

さらに「こうした事態はどのレベルの試合であっても受け入れられない」とし、被害に遭った選手やスタッフの支援に努めていると明らかにした。

試合はまず、イングランドの2点リードで迎えた前半28分に中断。スタジアム側から、人種差別的な行動で「試合に支障が出ている」とのアナウンスがあり、問題が続けば放棄試合にする旨が伝えられた。

ピッチではアナウンスに先立ち、主審とイングランドの主将ハリー・ケインの間で協議が行われていた。

その後ゲームは43分にも中断した。今度はイングランドのサウスゲート監督と主審の間で話し合いが持たれた後だった。

今回の2度の中断はUEFAによる3段階の人種差別対策の一環。3段階目の措置では試合が完全に中止となる。

試合は最終的に6-0でイングランドがブルガリアに勝利した。

ブルガリのEURO予選では6月のコソボ戦とチェコ戦でも人種差別的なチャントが飛び、ホーム国として制裁を科されている。

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