「サッカー観戦は健康に良い」、英研究で実証 体に程よい負荷

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程よい興奮状態? 愛するチームに声援を送るリーズ・ユナイテッドのサポーター/Alex Livesey/Getty Images Europe/Getty Images

程よい興奮状態? 愛するチームに声援を送るリーズ・ユナイテッドのサポーター/Alex Livesey/Getty Images Europe/Getty Images

(CNN) 手に汗握るサッカー観戦は健康に良い可能性がある――。英リーズ大学の主導でそんな研究結果がまとめられ、近く発表される見通しとなった。

この研究によると、応援するチームの勝利を見届けることで、早足での90分間の散歩と同程度の身体的負荷がかかる。また勝利を目にした場合、試合終了後24時間にわたり高揚感が続くという。

共同研究に当たったスポーツ科学者、アンドレア・ウトリー博士は「ひいきのチームを応援するのは心血管系の程よい運動になる。心理的には試合結果によって上向いたり落ち込んだりする」と指摘する。

実験は英リーズ・ユナイテッドの20~62歳のファン25人を対象に実施。昨季の2部チャンピオンシップの天王山3試合での様子を観察した。

うち1試合は制御環境下での観戦、他の2試合はスタジアムでの生観戦だった。リーズはこの時、1部プレミアリーグへの昇格をかけてプレーオフファイナルを戦っていた。

研究チームが試合前とハーフタイム、試合終了後に被験者の心拍数を分析したところ、平均17%の増加が確認された。

ウトリー博士はCNNの取材に「良いストレスもあれば悪いストレスもある」と指摘したうえで、「サッカー観戦の熱狂は行き過ぎだと思われているが、そんなことはない。程よい興奮が保たれていることが判明した」と話している。

心拍数はゴールの時間帯に最高潮に達し、リーズの得点後は27%、相手の得点後には22%の上昇を示した。

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