医師からの性的虐待、バイルズ選手も被害告白 米体操女子

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米体操界、性的虐待の闇

(CNN) 米体操協会のチームドクターが多数の女子選手らに性的虐待を繰り返していた問題で、2016年リオデジャネイロ五輪の金メダリスト、シモーネ・バイルズさん(20)が15日午後、ツイッターで被害を告白した。

バイルズさんはセクハラや性的暴行の被害者らが投稿に添える「#Me Too(私も)」のハッシュタグを使い、チームドクターのラリー・ナサール被告から「特別な治療」という名の性的虐待を受けていたと告白。「これまで公表をためらってきた理由はたくさんあるが、私のせいではないと今なら分かる」と書き込んだ。

ナサール被告による性的虐待については、これまでに12年ロンドン五輪の団体総合で金メダルを獲得した米代表チームのアリー・レイズマンさん、ガブリエル・ダグラスさん、マケイラ・マロニーさんを含む女子選手140人以上が被害を申し出た。

マロニーさんは13歳の頃から虐待を受けていたが体操協会から口止め料を渡されたと証言するなど、同協会の圧力で口を封じられたと訴える選手も多い。

バイルズさんも「信頼しろと言われた相手」からの虐待は特に悪質だと述べ、同協会には被告の行為を容認してきた責任があるとの見方を示した。

ナサール被告は昨年11月にミシガン州の裁判所で、1998年以降、選手たちに必要な治療と称して性的虐待を加えていた罪を認めた。同被告は謝罪し、「1本のマッチが山火事になってしまった」と述べた。16日に判決公判が予定されている。

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