タイガー・ウッズ、無謀運転で有罪認める 収監はされず

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ウッズ選手、多くの警官に付き添われ法廷に

(CNN) 今年5月に薬物の影響下での無謀運転の罪に問われた、男子ゴルフの元世界ランキング1位のタイガー・ウッズ選手(41)の裁判が27日行われ、同被告は危険な状況での運転に関し有罪を認めた。

米フロリダ州パームビーチ・ガーデンズの裁判所は、1年間の保護観察処分、標準的な裁判費用、罰金250ドル(約2万8500円)、同額の慈善団体への献金、50時間の社会奉仕活動やインターネット上の薬物対策講習への参加などを命じた。

保護観察期間の間、あからさまな形での違反行為がない限り、収監されない。ウッズ被告は今年8月、薬物治療対策のプログラムに既に加わっているためフロリダ州側は薬物の影響下での運転での訴追を取り下げていた。

同被告は戦没将兵追悼記念日(メモリアルデー)だった今年の5月29日、エンジンを掛けたまま路肩に止めた車の中にいるのを警官に発見されていた。その後、薬物の摂取状態にあることが見付かり、逮捕されていた。

パームビーチ郡の保安官事務所の毒物調査報告書によると、体内からは鎮痛剤、睡眠薬やマリフアナの合成成分などが検出された。ウッズ被告は逮捕直後の声明で、これら薬物の混合的な摂取が強い作用をもたらすとは自覚していなかったと述べていた。

被告はメジャー通算14勝を誇る男子プロゴルフ界の第一人者だったが、背中のけがなどに再三悩み、復調していない。

ウッズ被告は27日の裁判にスーツ、黒いサングラス姿で出廷し、ほぼ沈黙を通した。口を開いたのは、有罪を認める意思に関する複数の質問に「イエス」と答えた瞬間だけだった。

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