米ボクサー、J・ラモッタ氏死去 「レイジング・ブル」モデル

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1949年の世界タイトルマッチを戦うジェイク・ラモッタ氏(左)

1949年の世界タイトルマッチを戦うジェイク・ラモッタ氏(左)

(CNN) ボクシングの元世界ミドル級チャンピオンで、映画「レイジング・ブル」のモデルにもなった米国のボクサー、ジェイク・ラモッタ氏が死去したことが21日までに分かった。95歳だった。

ラモッタ氏の代理人がCNNSportsに対して確認した。死因は明らかにされていない。遺族がTMZスポーツに語ったところによると、同氏は肺炎に伴う合併症のため、医療施設内で息を引き取ったという。

1922年にニューヨークで生まれたラモッタ氏は、ボクサーとして49年から51年にかけて世界ミドル級王者のタイトルを防衛。現役時代の通算戦績は106戦中83勝19敗4引き分けで、30回のKO勝ちを記録した。

長くライバル関係にあったシュガー・レイ・ロビンソン氏とは6度対戦して1度勝利している。

米作家バート・シュガー氏は、歴代の偉大なボクサーを扱った2006年の著作の中で、ラモッタ氏について「試合中は怒りのエネルギーが頭のてっぺんから噴き出しているかのようだった。火山の爆発さながらだ」と述べた。

妥協のない激しい戦いぶりと、リング外での破天荒な生活で知られたラモッタ氏。その半生はマーティン・スコセッシ監督の1980年作品「レイジング・ブル」で映画化され、主演の米俳優ロバート・デ・ニーロはアカデミー主演男優賞を受賞した。タイトルのレイジング・ブル(怒れる雄牛)はラモッタ氏自身のニックネームでもある。

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