ロシア火災で大規模抗議デモ、児童全員死亡の学級も

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ショッピングモールで火災 シベリア

(CNN) ショッピングセンター火災で大勢の死者が出たロシア・西シベリアの都市ケメロボで27日、市民ら数千人が市中心部に集まり、徹底捜査を求めて抗議デモを行った。

当局によると、今回の火災では64人が死亡した。うち41人は子どもで、クラスの児童全員が犠牲になった学級もあった。

プーチン大統領はケメロボを訪れて犠牲者の遺族に哀悼の意を表し、28日を国家の服喪の日にすると宣言した。原因は「過失犯罪」にあると言明、関係者の訴追を約束した。

火災が起きた25日は、学校が春休みに入って最初の週末だったことから、子どもの遊び場や映画館は大勢の家族連れなどでにぎわっていた。

これまでの捜査では、非常出口がふさがれていて、警報装置も作動していなかったことが判明。目撃者によると、買い物客らは脱出しようとしてパニックに陥った。

閉じ込められた子どもたちは、多数がロシアのソーシャルメディアに最後のメッセージを投稿していた。5年生のマリア・モロズさんのアカウントは、「私たちは燃えている。多分これでさよなら」という書き込みを最後に、投稿が途絶えた。ロシア国営テレビが校長の話として伝えたところによると、モロズさんの学級は、クラス全員が犠牲になった。

行政庁舎前に集まった市民らは徹底捜査を訴えており、国営タス通信によると、当局が発表した犠牲者数にも疑問を投げかける声が出ている。

集まった人たちは「辞任しろ」「人殺し」などと叫び声を上げ、地元住民の男性は「たくさんの子どもたちが死んだ。その原因は、管理の無責任さにある」「彼らが真実を隠していることにショックを受けた」と話している。

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