シリア東グータ、ロシアの休戦指示後も砲撃続く 1人死亡

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東グータへの砲撃は27日も続いた

東グータへの砲撃は27日も続いた

(CNN) シリア首都ダマスカス近郊の反体制派が支配する「東グータ」で27日、ロシアのプーチン大統領が毎日5時間の「人道的休戦」を指示した後も砲撃が続いている。シリア政権の主要な同盟国であるロシアは26日、現地時間午前9時から午後2時まで毎日休戦するよう指示を出していた。休戦は27日に始まるとみられていた。

指示では、政権側が包囲する東グータから「人道的回廊」を通じて市民が避難できるよう呼び掛けていた。しかし、同地域に食糧や医療品などをどのように届けるかについては明言されていない。

27日午前の時点で、プーチン大統領による休戦の提案は現地に大きな影響を与えてはいないようだ。休戦が始まったはずの時間から数分もすると、活動家からは政権側の位置から砲撃が行われたとの報告がなされた。少なくとも1人が死亡したという。

ロシアとシリア政権は、市民の避難をさまたげている人道的回廊への砲撃について反体制派を非難している。

プーチン氏による休戦の指示の前には国連安保理が30日間の停戦決議について採択していた。

シリア人権監視団(本部・英国)によれば、東グータへの攻撃によって2月中旬以降、市民568人が死亡した。

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