「体重500キロ」で治療のエジプト人女性、術後半年で死去

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「体重世界一の女性」、手術後半年で死去

(CNN) 一時は「世界一体重の重い女性」といわれ、今年3月にインドで減量手術を受けていたエジプト人のエマン・アブドゥル・アッティさんが25日、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビの病院で死去した。37歳だった。

エマンさんの体重は500キロに達していたが、治療の第一段階としてインド西部ムンバイで胃の容量を小さくする手術を受け、約90キロの減量に成功していた。

手術直後の経過は順調だったものの、その後移送されたアブダビのブルジール病院で心臓と腎臓の状態が悪化した。

ブルジール病院が発表した声明によると、遺族は同病院でのケアやUAEの人々からの支援に感謝の意を表しているという。

エマンさんの出生時の体重は5000グラムだった。甲状腺機能障害で子ども時代から体重が増え続け、歩行が困難になったために小学校5年生で通学を断念した。

家族によると、この20年間はほぼ自室にこもりきりの生活。脳卒中で体を動かしたり、話したりすることもできなくなり、容体は悪化する一方だった。

家族が昨年、ソーシャルメディアで助けを求めたところ、ムンバイの医師が名乗り出て治療計画を提案した。2回の手術を含む3年半の治療で、体重を100キロ以下まで減らすという内容だった。

エマンさんはムンバイで1回目の手術を受けた後、順調に回復していたとされる。同医師によれば腎機能も回復し、ベッドで踊り出すほど喜んでいたという。来年には2回目の手術が予定されていた。

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