ハリケーン、プエルトリコで猛威 洪水に長期の停電も

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ハリケーンで屋根がはぎ取られたプエルトリコ首都サンフアンの家屋=Fred Rasmussen

ハリケーンで屋根がはぎ取られたプエルトリコ首都サンフアンの家屋=Fred Rasmussen

プエルトリコ・サンフアン(CNN) 猛烈なハリケーン「マリア」の直撃を受けた米自治領プエルトリコで、21日にかけて被害が広がっている。激しい雨によって道路は冠水し、失われた電力の復帰には数カ月かかるとみられる。

マリアは現地時間の22日未明にかけて、リゾート地として有名なタークス・カイコス島やバハマ諸島付近を通過する見通し。米国立ハリケーンセンターによると、最大風速は約55メートルで、勢力は5段階のうち「カテゴリー3」に分類している。

プエルトリコはほぼ全土で猛烈な豪雨に見舞われ、道路が冠水して川のような状態になった。電力の復旧には4~6カ月かかる見通し。電力会社は病院や給水設備を優先しながら復旧作業を進める。発電機で供給できる電力は限られ、エアコンは使用できない。

プエルトリコ最大のルイス・ムニョス・マリン国際空港は21日から軍や救助隊の便を受け入れ、22日からは民間機の運航も再開する見通しだという。

首都サンフアン近郊のレビットタウンでは21日、数十世帯が洪水の現場から救出された。現地では今も捜索救助活動が続いている。

トランプ大統領は21日、記者団に対し、プエルトリコを訪問すると語ったが、日程は明らかにしなかった。

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