トランプ米大統領、対北朝鮮制裁を拡大

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トランプ米大統領、対北朝鮮制裁を拡大

ニューヨーク(CNN) 米国のトランプ大統領は21日、対北朝鮮制裁の拡大を発表し、中国が北朝鮮との金融取引を規制する措置を講じたとして称賛した。

トランプ大統領は19日の国連総会で行った演説で、北朝鮮がこのまま核の挑発を続ければ、軍事的行動も辞さない姿勢を示していた。しかし今回、経済的取り組みを強調したことで、まだ外交努力を続ける姿勢をうかがわせた。

米財務省のムニューシン長官は21日、北朝鮮と取引のある金融機関に米国が科す新たな制裁について、「中国を狙い撃ちにするわけでは決してない」と強調した。

トランプ大統領は安倍晋三首相と韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領との会談を前に、中国の習近平(シーチンピン)国家主席が金融機関に対し、北朝鮮との取引を中止するよう指示したと述べていた。これについて中国国営メディアはまだ報じていない。ホワイトハウスもトランプ大統領の情報の出所について明言を避けた。

会談の冒頭、トランプ大統領は「犯罪ならず者政権を他者が金銭的に支えることは容認できない」と述べ、北朝鮮の「完全な非核化」を追求すると強調した。

会談直前にトランプ大統領が署名した大統領令は、北朝鮮に商品やサービスや技術を提供する個人を米財務省による制裁の対象とする内容。これで繊維や漁業、製造業といった業界を新たな制裁の対象にすることが可能になるとしている。

さらに、北朝鮮を訪問した船舶や航空機は180日の間、米国への入国を禁止する。

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