ISISの外国人戦闘員に初の死刑判決 イラク裁判所

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タルアファルへ向かうイラク兵

タルアファルへ向かうイラク兵

(CNN) イラクの首都バグダッドの刑事裁判所は12日、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の戦闘員だったロシア人に死刑を言い渡した。イラク高等司法評議会の報道官が同日発表した。イラクでISISの外国人戦闘員が死刑判決を受けたのは初めて。

同報道官によると、この人物は今年、北部モスルの奪還作戦でイラク軍に拘束された。

ISIS内の武装組織、ザルカウィ旅団のメンバーとして2015年以降、治安機関を狙った複数のテロ攻撃を実行していたことを認め、イラクの反テロ法に基づいて絞首刑を言い渡された。

同国では軍や少数民族クルド人の部隊がISIS支配地の奪還作戦を展開している。これまでの作戦で外国人を含むISIS戦闘員が拘束されているが、正確な人数は明らかでない。

イラク軍は8月末に北西部タルアファルを奪還し、今月5日には東部デリゾールでISISの包囲網を突破した。

隣国シリアでも、ISISが「首都」と称してきた北部ラッカの奪還作戦が進み、米軍の支援を受けるクルド人主体の部隊がすでに市の約3分の2を制圧している。

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