メルケル独首相が演説、米国含む同盟国「完全には頼れぬ」 

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過去数日の国際会議を受け、同盟国からの自立の必要性を認識したというメルケル氏

過去数日の国際会議を受け、同盟国からの自立の必要性を認識したというメルケル氏

ワシントン(CNN) ドイツのメルケル首相は28日、南部ミュンヘンでの演説で、欧州が米国など長年の同盟国を「完全に」頼れる時代はある程度終わりを迎えたと述べ、自立の精神を訴えた。

メルケル氏は「過去数日間の経験」からこのような結論に達したと述べた。

同氏が25日に出席した北大西洋条約機構(NATO)首脳会議では、トランプ米大統領が加盟各国に対し、国防費の増額を要求した。

26日からの主要7カ国(G7)首脳会議(サミット)では、気候変動対策の枠組み「パリ協定」からの離脱を示唆してきたトランプ氏に対し、メルケル氏らが説得を試みたものの成功には至らなかった。

メルケル氏は28日の演説で、欧州は米国や英国、あるいはロシアなどそのほかの国とも友好的な連携を続けると述べる一方、「我々は欧州人として、自分たち自身の未来と運命のために戦う必要があると認識しなければならない」と強調した。

さらに英中部マンチェスターで起きた自爆テロをめぐり、英国との連帯を表明した。

メルケル氏は今年9月の連邦議会選挙で四選を目指す構えを示している。

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