武装勢力が支援スタッフ1人殺害、1人拉致 アフガン首都

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襲撃を受けた外国人向け宿泊施設の前に立ち携帯電話で話す男性

襲撃を受けた外国人向け宿泊施設の前に立ち携帯電話で話す男性

(CNN) アフガニスタンの首都カブールで、支援スタッフの宿舎が武装勢力に襲われ、1人が死亡、もう1人が拉致された。内務省が22日までに明らかにした。

内務省の報道担当者によると、襲撃があったのは20日夜。宿舎にいたドイツ人の女性が銃で撃たれて死亡し、フィンランド人の女性が拉致された。2人はスウェーデンに本部がある非政府組織(NGO)「オペレーション・マーシー」のメンバーだという。

フィンランド政府は声明で、外務省が詳しく調べているが、現時点で犯行グループの正体は不明だと述べた。

ドイツ外務省は同国籍の1人が殺害されたことを確認し、現地の当局者らと連絡を取り合っているとする一方、詳細への言及は避けた。

カブールでは今月、米大使館付近で外国人部隊の車列を狙った車爆弾テロがあり、8人が死亡、25人が負傷。過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が犯行声明を出した。

反政府勢力タリバーンもテロ攻撃を繰り返している。先月に北部マザリシャリフ近くの陸軍基地が襲われた事件では、140人以上の死者が出たとされる。

アフガン駐留米軍のニコルソン司令官は今年2月、米上院軍事委員会での証言で、同国の治安状況は「膠着(こうちゃく)状態」にあるとの見方を示していた。

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