トランプ氏、女性議員を「資金のためなら何でもする」と批判

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セクハラ告発の再燃をめぐってトランプ米大統領(左)と女性議員が批判合戦

セクハラ告発の再燃をめぐってトランプ米大統領(左)と女性議員が批判合戦

ワシントン(CNN) トランプ米大統領からかつてセクハラ被害を受けたと改めて訴えている女性たちの声を受けて、民主党の女性議員がトランプ氏の辞任を求めたのに対し、トランプ氏は12日、ツイッターでこの議員を批判した。

トランプ氏は同日朝のツイートで、ジリブランド上院議員をシューマー民主党上院院内総務におべっかを使う小粒の議員と評し、「少し前に選挙資金をくれと私にすがりついてきた」とコメント。「資金のためなら何でもする」同氏が、今度は闘いを挑んできたと批判した。

これに対し、まるでジリブランド氏が自ら女性であることを利用しているかのような表現だと指摘する声が上がった。

ホワイトハウスで同日昼に行なわれた防衛予算案の署名式でも、このツイートをめぐって質問が投げ掛けられたが、トランプ氏は答えなかった。

サンダース大統領報道官はその後の定例会見で、トランプ氏は同じような表現を男性に対しても使ってきたと主張。女性差別的な発言ではないと断言した。

一方、ジリブランド氏はツイッターでトランプ氏に対し、「私の口を封じることはできない。あなたがいかに不適格で恥知らずな大統領か、それを声に出そうと進み出てきた数百万人の女性たちの口も」と反撃した。

さらにこの日の記者会見で「女性差別の中傷そのものだ」とも主張した。

トランプ氏のセクハラ行為については昨年の大統領選前、過去に被害を受けたと名乗り出た女性たちが、最近改めて告発の声を上げている。ジリブランド氏はCNNの番組で女性らに共感を示し、トランプ氏は辞任するべきだと語っていた。

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