大統領選勝利から1年、トランプ氏への不信鮮明 CNN調査

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大統領選勝利から1年経過も、国民からの信頼感は低下傾向が続く

大統領選勝利から1年経過も、国民からの信頼感は低下傾向が続く

ワシントン(CNN) 当時共和党の大統領候補だったドナルド・トランプ氏が民主党候補のヒラリー・クリントン氏を下した昨年の選挙戦からちょうど1年、米国民の間では今なお大統領としてのトランプ氏の手腕に対する不信感が根強く残っていることが9日までに分かった。CNNの最新の世論調査から明らかになった。

調査は世論調査会社SSRSがCNNの委託を受け、11月2~5日に実施。成人1021人を対象に電話で質問した。それによると、トランプ大統領が選挙時の公約を守ってきちんと職務を果たしているとの回答は40%にとどまり、4月の調査時の48%から減少した。

同様に、トランプ氏が米国に必要な何らかの変化をもたらせるとする回答も、選挙戦直後の49%を下回る40%だった。共和党支持者と無党派層での下落幅はそれぞれ10ポイント、9ポイントとなっており、3ポイントのみの低下だった民主党支持者よりも変動が大きかった。

一方、公約を守っていると回答した共和党支持者の割合は4月時点と同じ86%だった。

トランプ大統領の下で米国は分断ではなく団結に向かうとする回答は全体で30%と、昨年11月から13ポイント下落した。また同大統領が「自分と同じような国民」を気にかけているとする回答は38%で、やはり1年前から著しく減少している。

共和党支持者の間では団結に向かうとの回答が81%から65%に、「自分と同じような国民」を気にかけているとの回答が91%から83%にそれぞれ低下した。

トランプ大統領が世界各国の指導者からの尊敬を得ているとする回答はわずか24%で、就任100日目時点の36%を下回った。この質問でも共和党支持者の回答は71%から55%と際立った減少を見せている。

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