炎天下の車に飼い犬置き去り、警察が注意呼びかけ 米

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高温状態の車内から助け出されたピットブルテリア犬

高温状態の車内から助け出されたピットブルテリア犬

(CNN) 米フロリダ州でこのほど、炎天下の車の中に置き去りにされた飼い犬が、目撃者の通報で駆け付けた警察に救出される出来事があった。警察は、「誰もいない車の中にペットを置き去りにしないで」と呼びかけている。

3日に救出されたピットブルテリア犬は、飼い主が銀行へ行く間、窓が全部閉まった車の中に置き去りにされていた。通りかかった人がこれを見つけ、心配してボイントンビーチ警察に通報。駆けつけた警官は10~15分かけて飼い主を探し回ったが見付けられなかったため、車の窓をたたき割って犬を救出し、水を飲ませた。

警察はこの場面を映した映像もフェイスブックに掲載している。

米国ではボイントンビーチをはじめ、多くの自治体がペットを車の中に置き去りにすることを禁じている。

警察によると、車の中に犬を置き去りにする人はほとんどの場合、悪気はなく、普段は責任感が強く面倒見のいい飼い主だが、法律で禁止されていることを知らなかったり、数分なら大丈夫だろうと思ってしまう人が大半を占めるという。

米獣医師会によると、外の気温が29度の場合、車内の気温は10分足らずで37度を超える。3日の同地の最高気温は約33度だった。

ミシガン州立大学の調査によると、駐車中の車の中に動物を置き去りにすることは、少なくとも26州で禁止されている。

また、緊急事態に介入した人の責任を問わない「良きサマリア人法」は、車に取り残されたペットの命を救うために行動した人にも適用される。

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