マラー特別検察官が始動、コミー氏証言めぐり議会と調整へ

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特別検察官に任命されたマラー氏

特別検察官に任命されたマラー氏

(CNN) 米大統領選へのロシア介入疑惑を捜査する特別検察官に任命されたマラー氏は、すでにコミー前連邦捜査局(FBI)長官がトランプ大統領との会話を記録したメモの一部について説明を受けるなど、本格的に動き始めている。事情に詳しい情報筋が明らかにした。

この件に詳しい2人の人物によると、マラー氏はFBI本部を訪れ、昨年7月からロシア疑惑を調べている対情報チームから直接話を聞いた。

コミー氏のメモの中には、トランプ氏から側近のフリン前大統領補佐官に対する捜査を中止するよう要請されたとの記述も含まれていた。

情報筋によれば、マラー氏の捜査ではトランプ氏による司法妨害が焦点のひとつとなる見通し。その場合はコミー氏が証人となり、マラー氏の尋問を受けることになりそうだ。

コミー氏は一方で、今月29日のメモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)以降に上院情報特別委員会の公聴会で証言することに同意している。

情報筋によると、マラー氏は大量の文書を調べたうえで、「だれよりも先に」コミー氏を尋問したい意向とされる。コミー氏がその前に議会でどこまで話せるかについて、マラー氏と議会側の間で調整が必要となる見通しだ。

情報特別委員会の正副委員長は、コミー氏の公聴会での証言内容についてマラー氏と協議したいと話している。

コミー氏は24日に下院監視・政府改革委員会でも証言することになっていたが、まずマラー氏と話したいとの意向を示したことを受け、証言は延期された。

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