トランプ氏、ロ高官に「FBI前長官はいかれた人物」と発言 米紙

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トランプ米大統領(中央)とロシアのラブロフ外相(左)、キスリャク駐米大使=10日

トランプ米大統領(中央)とロシアのラブロフ外相(左)、キスリャク駐米大使=10日

ワシントン(CNN) 米紙ニューヨーク・タイムズは19日、トランプ米大統領が先週、ロシアの高官2人と会談した際に、米連邦捜査局(FBI)のコミー前長官を「いかれた人物」と呼び、長官解任により「大きな重圧」が和らいだと述べたと報じた。

タイムズ紙によれば、トランプ氏はこの中で「私はつい先日FBI長官を解任した。彼は狂っていた。本当にいかれた人物だ」と言及。「私はロシア問題で大きな重圧に直面していた。それが弱まった」と述べたという。

トランプ氏とロシアのラブロフ外相、キスリャク駐米大使の会談はコミー氏解任の翌日に行われていた。

ホワイトハウスのスパイサー報道官はタイムズ紙の報道内容を否定しなかったものの、コミー氏は「スタンドプレーに走り、ロシア関連の捜査を政治化していた」とし、こうした姿勢がロシア政府と関与する政権の能力を圧迫していたとの見方を示した。

トランプ氏によるコミー氏解任には共和、民主両党から批判の声が上がった。トランプ氏はこうした反応に驚いていると主張。18日の記者会見では、「コミー長官は大半の人に非常に不人気だった」「私は解任を決めたとき、両党から支持される決定になるだろうと思っていた。共和党側だけでなく、民主党側でも全員がコミー長官に関してひどいことを言っていたからだ」と述べた。

トランプ氏は19日、大統領就任後初の外遊となる中東など5カ国の歴訪に向けて出発した。タイムズ紙による今回の記事の前にもコミー氏解任を受けた報道が相次ぎ、外遊に影を落としかねない状況となっている。

米上院情報委員会のバー委員長(共和党)らは19日、コミー氏が同委員会の公聴会で証言すると発表した。時期は未定。

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