時の中で凍り付く――朽ちた乗り物たちの魅力に迫る

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雪原に佇む米輸送機ダグラスDC3の残骸

雪原に佇む米輸送機ダグラスDC3の残骸

(CNN) 逆さまになって地面に突き刺さり、米ネバダ砂漠の過酷な気象にさらされている車。1885年に沈没し、今日に至るまでヒューロン湖の港湾に残るカナダの帆船。格納庫の中で忘れられたままのスペースシャトル――こうした打ち捨てられた乗り物には何か特別な魅力がある。

クリス・マクナブ氏はこのほど出版された新刊の中で、最期の場所に眠るあらゆる種類の乗り物の様子を捉えている。さまざまな写真家の作品を使い、意図せずしてタイムカプセルと化した100以上の奇妙な光景を読者に提示しているのだ。

これらの写真を眺めていると、個々の乗り物が持つデザイン性、周辺の自然環境、社会における嗜好(しこう)の変化、戦争や自然災害の及ぼす影響といった事柄について、思いを馳せずにはいられない。

米輸送機ダグラスDC3は第2次世界大戦中、荷物運搬用の動物から空挺(くうてい)部隊に至るまで、あらゆるものを輸送するのに使われた

ダグラスDC3の内部

この古い客車はジョージアの技術者によって橋に改造された

1940年に建造された米旅客船アメリカンスターは、嵐の中でえい航船から切り離され難破した

メキシコのエンセナダ湾に残る旅客船。朽ちつつある甲板の上でアシカが休んでいる

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