自転車で1万6000キロ走破、78歳おばあちゃんの旅の秘訣は

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(CNN) 65歳にもなれば、大半の人は高齢者用公共バス利用券の入手について考える。だが米モンタナ州在住の女性、エセル・マクドナルドさんはこのとき、欧米各国を巡るサイクリングの旅に乗り出した。

その14年後、マクドナルドさんは欧州や北米で1万マイル(約1万6000キロ)あまりを走破。今もなお旅を続けている。

CNNが、マクドナルドさんに話を聞いた。

現在78歳でひ孫もいるマクドナルドさんは「他の人の準備ができるのを待たずに自分のやりたいことをするのが好き」と語る。公道を自転車でひとり旅することの魅力については、「自分で自分の上司になったような感覚」と語る。

サイクリングの旅を始めたのは2003年。フランスの大西洋岸を旅したのが皮切りだ。母国である米国のほかには、オランダやドイツ、ベルギー、スカンジナビア諸国などを旅した。

アイルランドの旅のお供は英自転車ブランド「ブロンプトン」のピンクの折りたたみ自転車だ。欧州大陸での旅のため、もう1台の自転車を友人のもとに預けてある。

マクドナルドさんによれば、通常は3週間から4週間で1000マイル近くを走行する。13年間にわたりこうしたサイクリング旅行を続けており、1年に少なくとも1回は旅に出るという。

滞在先の選択や自宅への旅行者の受け入れには「ウォームシャワーズ」や「カウチサーフィン」と呼ばれるインターネット上のコミュニティーを使う。ウォームシャワーズは自転車旅行者専用。一方、カウチサーフィンは新しい出会いや自宅への受け入れを希望するすべての旅行者が対象だ。

マクドナルドさんの推計によると、2016年8月までに165の家庭のもとに滞在し、自分では200人ほどの旅行者を受けて入れてきたという。お金の節約という側面もあると認めたうえで、「でも本当の価値は人と出会い、お互いに触発し合ったり、思い出や人間関係を構築したりするところにある」と話す。

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