GM、自動運転の軍用トラック公開 水素駆動で未来を先取り

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GMが自動運転型の軍用輸送プラットフォームを公開

GMが自動運転型の軍用輸送プラットフォームを公開

ニューヨーク(CNNMoney) 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は10日までに、水素燃料で駆動する近未来的な外観の軍用トラックを公開した。実質的には巨大な自動運転型の輸送プラットホームで、あらゆる車体を搭載できるほか、貨物のみの運搬にも使用可能だ。

GMによれば、こうした車両は災害に襲われた地域や紛争において有用だという。

運転席を取り付けて使用することができるほか、自動運転方式で貨物を運ぶための単なる輸送プラットホームとして使うことも可能だ。人間の運転手が乗った車両の後ろに、こうしたトラックの列を後続させることもできる見通し。

トラックを駆動するのは水素燃料電池で、水素ガスと空気中の酸素を組み合わせて電力を発生させる。車両に搭載するタンクには、約640キロの走行を可能にするだけの圧縮水素を積むことができる。

GMはかねて、軍と共同で水素燃料電池関連のプロジェクトに取り組んできた。米軍は今年、水素駆動型のGMのピックアップトラック「ZH2」の試験走行を開始。また昨年には、海軍が水素駆動型のGM製無人潜水艦の試験航行を始めていた。

GMによれば、水素電力はとりわけ軍事利用に適している。水素電池はほとんど熱を生成しないことから、敵による探知が難しくなる。また、水素はさまざまな供給源から野外で生産できるため、車両用の燃料を常に輸送しなくても済む見通しだ。

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