NAFTA再交渉、来月16日に米首都で初会合

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NAFTA再交渉の初会合が来月開催される=Shutterstock/ CNNMoney

NAFTA再交渉の初会合が来月開催される=Shutterstock/ CNNMoney

ニューヨーク(CNNMoney) 米通商代表部(USTR)は19日、カナダとメキシコとの北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉について、1回目の会合を8月16日から20日にかけて米首都ワシントンで開くと明らかにした。

トランプ米大統領は昨年の大統領選挙中、グローバル経済に不満を持つ労働者階級の有権者に向けてNAFTA改定を公約に掲げていた。トランプ大統領はNAFTAを「最悪の貿易協定」と呼び、米製造業の雇用流出の元凶だと主張していた。一方、米議会による2015年の調査ではNAFTAが大規模な雇用減をもたらしたとの結論には達していない。

トランプ大統領は4月にNAFTAからの離脱の意向を示していたが、その後、再交渉に応じることを決めた。

トランプ政権は、新たな協定によって、メキシコとの貿易赤字を削減したい考え。昨年の対メキシコの貿易赤字は約630億ドルだった。トランプ政権はまた、労働法規や環境保護基準、部品の原産地規制の強化を求めている。

一方で、カナダとメキシコとの貿易は米国内の約1400万人の雇用を支えている。南北国境を越える貿易額は1日に10億ドルを超える。

トランプ大統領は満足のいく合意に達しなければ脱退も辞さない姿勢だ。

メキシコの経済省は第1回会合の発表を歓迎した。カナダの貿易省報道官もUSTRの発表を歓迎するととともに、カナダ政府は「NAFTAを進歩的な貿易協定へと進歩させる用意がある」と述べた。

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