スペースXの最強ロケット打ち上げ、ブースター2基の同時着陸に成功

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米スペースXの大型ロケット「ファルコン・ヘビー」が15日午後5時56分(現地時間)、フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた/Joe Skipper/Reuters

米スペースXの大型ロケット「ファルコン・ヘビー」が15日午後5時56分(現地時間)、フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた/Joe Skipper/Reuters

(CNN) 米スペースXの大型ロケット「ファルコン・ヘビー」が現地時間の15日午後5時56分、米軍の衛星を搭載してフロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた。

同ロケットの打ち上げ成功はこれで5回目。「USSF―67」と呼ばれる今回のミッションは当初、14日に打ち上げが予定されていた。1日延期になった理由は現時点で明らかにしていない。

スペースXは数年前、ファルコン・ヘビーを使って米軍の衛星を打ち上げる大型契約を獲得。今回のUSSF―67は、昨年11月の「USSF―44」に続くミッションだった。米軍宇宙作戦司令部によると、USSF―44では衛星1基に先端通信や宇宙気象観測などの技術を搭載して、軌道に送り込んでいた。

USSF―67は、USSF―44で展開したのと同じ種類の宇宙船「LDPE」を使用。これは小型衛星を宇宙へ運ぶバスのような役割を果たす。ファルコン・ヘビーはまた、米宇宙軍のための通信衛星「SATCOM」も搭載していた。

15日のミッションについてそれ以上の詳細は公表されていない。

15日の打ち上げ後、スペースXはファルコン・ヘビーの第1段ブースター2基を回収した。ブースターはロケットの側面に固定されて打ち上げの威力を高め、燃料をほぼ使い果たすと中心部から離れて地球の大気圏に再突入。地表に近付いた時点で再びエンジンを噴射して、フロリダ州の海岸線に近い発射台に同時着陸した。スペースXは打ち上げコストを引き下げるため、毎回ロケットブースターを回収して再利用している。

中央ブースターは、燃料の制約により、回収を試みなかった。

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