世界最高齢のゾウガメ「ジョナサン」、190歳の誕生祝い

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世界最高齢の陸上生物とされるゾウガメの「ジョナサン」/Gianluigi Guercia/AFP/Getty Images

世界最高齢の陸上生物とされるゾウガメの「ジョナサン」/Gianluigi Guercia/AFP/Getty Images

(CNN) 南大西洋の英領セントヘレナ島で、世界最高齢の陸上生物と認定されたゾウガメ「ジョナサン」の190歳の誕生日を祝うイベントが開かれている。

ジョナサンが暮らす知事公邸は、この「歴史的な出来事」を記念して3日間、一般公開された。ヘレナ島は記念切手を発行した。

ジョナサンは1832年ごろ誕生したと推定されているが、誕生日の公式記録は残っていない。観光局によれば、実際には200歳の可能性もある。

セントヘレナ島には82年、後の総督となるウィリアム・グレイウィルソン卿に贈られて、東アフリカのセーシェルから到着した。

ギネス・ワールド・レコーズによると、ジョナサンはカメ目(海や陸に生息するカメを全て網羅)の中でも史上最長寿。

かつてカメ目の最高齢だったホウシャガメの「トゥイ・マリラ」は、死んだ時点で188歳以上だった。トゥイ・マリラは英探検家のジェームズ・クックが1777年ごろトンガの王族に献上したカメで、死んだのは1965年だった。

ジョナサンは仲間のゾウガメのデービッド、エマ、フレッドの3頭と共にセントヘレナ島で暮らしている。

高齢のために目は見えず、嗅覚も失っているが、聴覚は優れており、ギネスによると獣医師の声にはよく反応するという。

獣医師によれば、天気の良い日には長い首と脚を甲羅の外に伸ばして日光浴する姿が見られる。寒い日は落ち葉や刈り込みの中で一日中じっとしているという。

「まだ性欲も旺盛で、エマやフレッドと交尾することもある。動物は性別をそれほど気にしないことも多い」と獣医師は話している。

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