30年前の凍結受精卵から双子が誕生 保存期間は世界最長か 米オレゴン州

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30年前の凍結受精卵から双子が誕生 米オレゴン州

(CNN) 1992年に凍結された受精卵(胚)から先月、双子の赤ちゃんが誕生した。解凍後に無事出産に至った受精卵の保存期間としては、世界最長記録とみられる。

双子のリディアちゃんとティモシーちゃんは先月31日、米オレゴン州ポートランド郊外に住むフィリップ・リッジウエーさんと妻レイチェルさんの子どもとして生まれた。

これまでは、27年間近く凍結されていた受精卵から2020年に生まれたモリー・ギブソンちゃんが最長記録だった。その前はモリーちゃんの姉、エマちゃんが24年間の凍結期間を経て誕生したのが最長だった。

米疾病対策センター(CDC)は生殖医療の成功率やデータを追跡しているが、受精卵の凍結期間については記録がない。とはいえ、これ以上長く凍結されていた受精卵から赤ちゃんが生まれた例は確認されていない。

フィリップさんは自宅でレイチェルさんとともに赤ちゃんを抱きながら「この2人が神様から命を授かった時、私自身はまだ5歳だった。うちの子たちの中で一番下なのに、ある意味では一番年上の子たちだ」と語った。

夫妻にはすでに8歳、6歳、3歳と2歳前の子どもたちがいる。上の子たちの時に体外受精や卵子提供を受けた経験はなかった。

双子の受精卵を提供したのは匿名の夫婦。夫は50代初めで、34歳の女性ドナーの卵子を使った体外受精だった。

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