NASAの「UFO」研究チームが始動、未確認現象の謎に迫る

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NASAが、一般にUFOとして認識される未確認航空現象の調査チームを設置した/Stefani Reynolds/AFP/Getty Images

NASAが、一般にUFOとして認識される未確認航空現象の調査チームを設置した/Stefani Reynolds/AFP/Getty Images

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)が未確認飛行物体(UFO)の謎に踏み込む目的で発足させた科学者や専門家など16人のチームが24日、独立した立場からの研究活動を開始した。

同チームには宇宙生物学、データサイエンス、海洋学、遺伝学、政策、惑星科学などの専門家のほか、米海軍の戦闘機パイロットだったNASAの元宇宙飛行士スコット・ケリーさんも加わっている。

NASAは今年6月に同チームの創設を発表し、米サイモンズ財団の代表を務める天体物理学者のデービッド・スパーゲル氏がチームを率いると明らかにしていた。

未確認航空現象は軍の制限空域内で過去数十年にわたって目撃されている。しかし同チームは必ずしもその正体を突き止めることを目的とせず、NASAがこの現象に関する今後の研究にどうアプローチするのが最善かを見極める。

未確認航空現象は目撃情報が限られることから、こうした現象の性質について科学的結論を引き出すのは難しいとNASAは以前から指摘していた。このため今回の研究では、未確認航空現象の性質を科学的に解き明かすため、今後どんなデータが収集できるかをNASAに提言することに重点を置く。

調査期間は約9カ月を予定しており、内容は全て一般に公開される。

具体的には、「科学的な見地から航空機や既知の自然現象とは認識できない空中での出来事」に関する情報の収集に当たる。

未確認航空現象は、安全性や安全保障の観点から注目されているとNASAは説明。6月の発表の時点で、そうした現象と地球外生命体との関係を裏付ける証拠はないと強調していた。

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