警察出動も通報者はサルだった 米カリフォルニア州

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偶然警察に通報してしまったオマキザルの「ルート」/San Luis Obispo County Sheriff's Office/Facebook

偶然警察に通報してしまったオマキザルの「ルート」/San Luis Obispo County Sheriff's Office/Facebook

(CNN) 米カリフォルニア州で、1匹のオマキザルが通報番号の911番に電話して警察を出動させてしまう出来事があり、まさに「モンキービジネス」として話題になっている。

同州サンルイスオビスポ郡保安官事務所のフェイスブックによると、911番の通報電話があったのは13日夜遅く。電話が切れたためにオペレーターがかけ直したがつながらなかったことから、現場に警察官を急行させた。

警察官が到着したのは同州パソロブレスにある動物保護施設「コンサベーション・アンバサダーズ」の事務所だった。しかし事務所の職員は誰も通報していなかった。

「そこでみんなが気づいた。オマキザルの『ルート』のしわざに違いないと」

ルートはゴルフカートから同施設の携帯電話を拾い上げたらしいと職員は推測する。

オマキザルは非常に好奇心が強く、何でも手に取ってボタンを押してしまうという。

「ルートがやったのはそれだった。その数字の組み合わせがたまたま私たちの番号だった」と保安官事務所は説明している。

同施設も「サルはペットとして飼育すべき動物ではないという教訓になった。あまりに好奇心が強いので、何が起きるか分からない!」とフェイスブックに書き込んだ。同施設はけがをしたり捨てられたりした野生生物を保護している。

環境保護団体によると、オマキザルは南米に生息する小型の霊長類で、体重は1.4~4キロほど。頭が良く訓練しやすいことからペットとして人気がある。

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