野生動物写真家大賞、今年は驚異の水中写真に栄冠

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今年の大賞に輝いた仏水中写真家、ローラン・バレスタ氏の1枚。ハタ科の魚たちの放出した卵と精子が暗い海中で雲のように浮かび上がる/Laurent Ballesta/Wildlife Photographer of the Year
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今年の大賞に輝いた仏水中写真家、ローラン・バレスタ氏の1枚。ハタ科の魚たちの放出した卵と精子が暗い海中で雲のように浮かび上がる/Laurent Ballesta/Wildlife Photographer of the Year

(CNN) 英ロンドン自然史博物館が主催する野生動物写真家大賞。57回目を迎える今年は過去最多となる5万点の応募作品が95カ国から寄せられた。

格闘するトナカイやベッドの下に隠れる毒グモなど、幅広い作品の中から大賞に選ばれたのは、心奪われる水中での生命活動をとらえた1枚だった。

フランスの水中写真家、ローラン・バレスタ氏が撮影した受賞作は、ハタ科の魚たちの放出した卵と精子が暗い海中で乳白色の雲のように浮かび上がる様子を写したもの。場所は仏領ポリネシア・ファカラバにある生物圏保護区だ。

ロンドン自然史博物館は12日の報道向けの発表で、被写体の魚が絶滅の脅威にさらされている種だと明らかにした。

一方、若手の部門での受賞作には、インドの写真家、ビジュン・R・ヘッバル氏(10)が撮影したクモの巣の写真が選ばれた。

このほか、心地よさそうに雨水を浴びるマウンテンゴリラの顔やアザラシが出産する氷上を高所から撮影した写真などが各部門の賞を獲得した。

野生動物写真家大賞の2022年版は、今月18日から応募を受け付ける。

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