ホットドッグ1個、健康寿命が36分「縮小」 米研究

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米ミシガン大学の研究者グループは、ホットドッグ1個を食した場合、健康的な生活を維持出来る時間のうち36分間を失うなどとする研究結果を発表した/Shutterstock

米ミシガン大学の研究者グループは、ホットドッグ1個を食した場合、健康的な生活を維持出来る時間のうち36分間を失うなどとする研究結果を発表した/Shutterstock

(CNN) 米ミシガン大学の研究者グループは29日までに、ホットドッグ1個を食した場合、健康的な生活を維持出来る時間のうち36分間を失うなどとする研究結果を公表した。

牛肉を使ったホットドッグの場合、加工肉61グラムで健康寿命の27分間の喪失に相当すると指摘。これにナトリウムやトランス脂肪酸の成分を加えれば計36分間に増えるとした。

同大の環境衛生科学専攻のオリバー・ジョリエ教授が主導して作成した論文は今月、食品関連のメディア「ネイチャー・フード」に掲載された。研究対象となった食べ物は5853種類で、健康寿命が続く時間へのプラスマイナス効果を測定した。

研究者チームは、食べ物の摂取に関連し健康維持に役立つあるいは有害となる負担の度合いを算定する指標を考案。この指標は個人の食べ物の選択に関係した罹患(りかん)率などを探る研究に基づく。

同教授によると、加工肉1グラムの場合は0.45分縮み、果物の1グラムは0.1分増える計算になる。ナッツ、豆、海産物、果物や非でんぷん性の野菜は健康寿命に良好な効果を及ぼすともした。

ジョリエ教授は、健康寿命に貢献しない食べ物をより有用なものに代える試みは簡単ではないとも説明。その上で、研究者たちの今回の指標は日常的に消費するカロリーの選択を含めた手助けであり、健康維持で最大限の恩恵を得るため食生活の習慣で最小限の微調整などを図るためのものと強調した。

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