希少動物のユキヒョウ、新型コロナ陽性 米サンディエゴ動物園

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新型コロナウイルス検査で陽性反応が出たオスのユキヒョウ=米サンディエゴ動物園/Tammy Spratt/San Diego Zoo Wildlife Alliance

新型コロナウイルス検査で陽性反応が出たオスのユキヒョウ=米サンディエゴ動物園/Tammy Spratt/San Diego Zoo Wildlife Alliance

(CNN) 米カリフォルニア州のサンディエゴ動物園は、新型コロナウイルス検査でワクチンを接種していなかったユキヒョウ1頭に陽性反応が出たと発表した。同動物園は今後も動物に対するワクチン接種を続ける方針。

動物園の発表によると、陽性反応が出たのはオスのユキヒョウで、22日にせきや鼻水の症状が確認されたため検査した結果、ウイルス感染が確認された。感染源は分かっていない。

保護団体によると、ユキヒョウは野生の個体が約4000~6000頭しか残っていないと推定される希少生物。

サンディエゴ動物園では今年1月から動物用の新型コロナウイルスワクチン接種を開始し、ゴリラの陽性が確認されたことを受けて大型類人猿のワクチン接種を済ませていた。感染したゴリラはその後、完全回復した。

ワクチン接種はヒョウ、ライオン、トラ、チーター、ジャガー、ピューマなど、特に感染リスクが高い動物に重点的に行っているという。

検査で陽性だったユキヒョウは元気そうな様子で、それ以上の症状は発症していないという。このオスと同じ場所にいたメスのユキヒョウ1頭とアムールヒョウ2頭は隔離して経過観察を続けている。

米国ではケンタッキー州のルイビル動物園でも昨年12月にユキヒョウ3頭の感染が確認されていた。

サンディエゴ動物園のユキヒョウは、同動物園と、カリフォルニア州動物保健・食品安全研究所システムの検査で陽性が確認された。農務省国立獣医サービス研究所の検査結果はまだ出ていない。

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