金星と火星と月、7月の夜空で大接近

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米国で12日と13日の日没後、金星、月、火星が並ぶ現象が観測できる/Alan Dyer/VWPics/Universal Images Group/Getty Images

米国で12日と13日の日没後、金星、月、火星が並ぶ現象が観測できる/Alan Dyer/VWPics/Universal Images Group/Getty Images

(CNN) 夜空で金星と火星、月が大接近する現象が、米国時間の12~13日夜にかけて観測できる。

天文サイトのアーススカイによると、先の週末にかけて接近を続けていた金星と火星は、米東部時間13日午前3時ごろ(日本時間同日午後4時ごろ)に最接近する。米航空宇宙局(NASA)によれば、地球から見ると、互いの距離はわずか0.5度(親指の幅ほど)しか離れていないように見える。夜空で惑星が出会うこうした現象は「合」と呼ばれる。

当然ながら、地球からは接近して見えていても、実際の金星と火星は遠く離れている。

今回は夜空に月が現れ始めるタイミングと一致することから、わずか10%しか照らされていない三日月と、金星と火星が並んで見える。

米国では12日と13日の日没から約45分後、西の夜空に3つの天体が見える。14日も空が晴れていれば観測できる。

金星は火星のすぐ上に見える。火星は金星に比べるとずっと小さくて暗い。まずは明るく輝く金星を見つけ、少し下に視線を移すと小さな点のように見えるのが火星だ。

7月の夜空に見える金星と火星は、徐々に距離を縮め、やがてすれ違う。7月上旬に火星の下にあった金星が沈む太陽から離れて上昇する一方で、火星は下に下がって沈む太陽に接近する。

アーススカイによると、7月上旬に見えていた火星は下旬にかけてだんだん見えにくくなり、8月には恐らく全く見えなくなる。一方、金星は今年いっぱい見え続け、新月の12月4日には最も明るくなる。

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