ハクトウワシの生息数、2009年以降で4倍に 米

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米イリノイ州ロックアイランドのミシシッピ川上空を飛ぶハクトウワシ=8日/Joel Lerner/Xinhua/Getty Images

米イリノイ州ロックアイランドのミシシッピ川上空を飛ぶハクトウワシ=8日/Joel Lerner/Xinhua/Getty Images

(CNN) 米国で、かつては絶滅危惧種にも数えられたハクトウワシの生息数が2009年以降で4倍となっていることがわかった。米魚類野生生物局が新たな報告書を発表した。

報告書によれば、ハワイとアラスカを除く米本土48州の2019年の繁殖期にハクトウワシは31万6700羽以上、つがいは7万1400組以上がいた。

内務省のハーランド長官は、保護活動における歴史的な成功談だと指摘した。

ハクトウワシの数は米本土で1870年から1970年にかけて、狩猟や生息地の減少、強力な殺虫剤DDTの影響で大きく減少した。ハクトウワシの卵の殻はDDTの影響で弱くなり、生存能力のある胎児を産めなくなった。

1963年にはつがいはわずか417組に減少したが、ハクトウワシを保護するための全国的な取り組みが行われ、1972年にはDDTの使用は禁止された。ハクトウワシは絶滅危惧種を保護するための法律の対象ともなった。

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