橋の検査官、立ち往生の犬を救出 ミシシッピ川

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ミシシッピ川の橋脚で犬が発見され無事保護された/Courtesy Stantec

ミシシッピ川の橋脚で犬が発見され無事保護された/Courtesy Stantec

(CNN) 米南部のミシシッピ川にかかる橋でこのほど、橋の検査官が水面から約36メートルの高さに位置する橋脚の部分で犬が立ち往生しているのを発見し、その場で救出する出来事があった。

ライアン・ナタルクさんは20日午後、ミシシッピ州ナチェズとルイジアナ州ビダリアを結ぶ橋で、検査官のクレイグ・ジェンキンスさんと一緒に作業していた。その際、クレイグさんが見慣れないものを発見した。

ナタルクさんによれば、クレイグさんから無線で犬を見つけたとの連絡が入った。「生きた犬を見たことがなかったので、アライグマかと思った」という。

犬は当初、嫌がるそぶりも見せていたが、ナタルクさんが助けに来たことがわかると打ち解けたという。

ナタルクさんは橋の検査で23年以上の経験があり、休日は山登りにも出かける。そのため、すぐに犬を助けることを決断したという。

家族や飼い犬とキャンプをしたり山登りをしたことがありナタルクさんは川を渡ったり山頂を越えたりするため犬を引っ張り上げることが必要な場合もあり、仮のハーネスを作る方法も身につけていた。

そうした経験が今回も役立ったという。ナタルクさんは警察に通報後、救出活動を始めた。ひもで犬を助けるためのハーネスを作った。

ナタルクさんの所属する会社は救出の様子を撮影した動画を投稿し、キャプションには「ちょうどいいときにちょうどいい場所にいた!」と書き込んだ。

ナチェズの警察によれば、救出後すぐ、犬の引き取り手が見つかったという。

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