駆除大会「パイソン・ボウル」、ニシキヘビ80匹を捕獲 米フロリダ州

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大会前に捕獲の手本を見せる州当局者。大会では80匹のニシキヘビが捕獲された/Joe Raedle/Getty Images

大会前に捕獲の手本を見せる州当局者。大会では80匹のニシキヘビが捕獲された/Joe Raedle/Getty Images

(CNN) 米フロリダ州の固有の野生生物環境に有害な外来種のニシキヘビの駆除を図る年恒例の「パイソン・ボウル」が州内で開催され、計80匹を捕獲する成果を上げた。

全米20州から集まった750人以上のハンターが参加。フロリダ州魚類野生生物局は25日の報道発表文で、10日間続いた大会でビルマニシキヘビ8匹を捕まえたマイク・キンメルさんが大賞を獲得したと報告。賞品として全地形対応車が贈呈された。

最長で最も重かったのは、約3.8メートルで約28キロだった個体。この大物を射止めたハンターは賞金4000ドル(約43万6000円)を手にした。

同州の自然環境の維持に脅威を与えているとされるニシキヘビは推定で数万匹。米地質調査所(USGS)は、これらヘビの生息が最も長い地域でアライグマの数は1997年から2012年にかけて99%以上の激減を示したとも報告している。

USGSによると、ビルマニシキヘビはフロリダ州に侵入した生物種で最も厄介な種の1つ。現在は同州南部の広さ約2590平方キロの地域内で見つかるという。

魚類野生生物局によると、州内では私有地であっても地主の許可を得られればニシキヘビの捕獲は違法行為ではない。同局は捕まえ方の指南もしている。

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