首にサッカーボール大の腫瘍、81歳男性に摘出手術

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サッカーボール大の腫瘍を摘出した男性/Mount Sinai Hospital

サッカーボール大の腫瘍を摘出した男性/Mount Sinai Hospital

(CNN) 米ニュージャージー州の男性が、首にできたサッカーボール大の腫瘍(しゅよう)を切除する手術を受け、病院で回復に向かっている。

手術を受けたのはミルトン・ウィンガートさん(81)。頸部の腫瘍はどんどん大きくなり、生命を脅かすまでになっていた。

しかし切除手術は危険が大きかった。ウィンガートさんはこの半年あまりで数人の医師の診察を受けたが、ほとんどは切除した場合のリスクが懸念されるという診断だった。

そうした中で手術を引き受けたのが、マウントサイナイ病院で頭部と頸部を専門とする外科医のナジル・カーン医師だった。

2人は合併症の可能性も含め、手術中に起こり得る事態について徹底的に話し合った。「起こり得る事態について、手術室に入る前に、全員に心構えをしてほしかった」とカーン医師は語る。

「難しい症例の場合、私は常に、最善の事態と最悪の事態について考える。そして最悪の事態に備え、最善を願う」

首にサッカーボール大の腫瘍ができた男性/Mount Sinai Hospital
首にサッカーボール大の腫瘍ができた男性/Mount Sinai Hospital

7時間かけた手術は成功した。カーン医師によると、摘出した腫瘍は2.5~3キロほどの重さがあった。

患者はまだ回復の途上にあるとカーン医師は言い、「患者はこれからも治療を必要とする。私は慎重ながらも楽観視している。まだ先は長い」と指摘する。

それでも「患者のためにはよかったと思う。手術前はとても怖がっていたが、手術は思ったよりも早く終わり、再建手術もせずに済んだ。彼はよくやった」と振り返った。

ウィンガートさんは同病院で快方に向かっている。CNNの取材には応じなかったが、主治医が自分の症例について取材に応じることは許可してくれた。

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