マンモスの細胞核の動きを確認、永久凍土で見つかった化石から採取

永久凍土で見つかったマンモスの「YUKA(ユカ)」=2013年、横浜市/KAZUHIRO NOGI/AFP/AFP/Getty Images

永久凍土で見つかったマンモスの「YUKA(ユカ)」=2013年、横浜市/KAZUHIRO NOGI/AFP/AFP/Getty Images

香港(CNN) 2万8000年前のマンモスの化石から採取された細胞核をマウスの卵子に移植したところ、細胞分裂をする直前の形になるものなどが観測されたことがわかった。近畿大学先端技術総合研究所などの研究チームがサイエンティフィック・リポーツに研究結果を発表した。

細胞核を取り出したマンモスは、ロシアの永久凍土で見つかった「YUKA(ユカ)」。今回の実験では核移植と呼ばれる技術を使って、マンモスの筋肉組織から細胞核を採取し、マウスの卵子に移植したところ、細胞が「目覚めた」のが観測されたという。

ただし、今回の実験によって、マンモスのクローンがすぐに誕生するというわけではない。マンモスの細胞は大きな損傷を被っていた。マンモスのDNAを採取して、それをゾウの卵子に移植することを成功させるには、より良いサンプルやクローン技術の向上が必要となりそうだ。

研究チームはこうした実験の倫理面での問題についても認識しているという。ただ、長年にわたってマンモスの「復活」を目指している近畿大の入谷明教授は、過去の絶滅生物についてより詳しく知ることが、絶滅危惧種のより良い保護につながるとの見方を示す。

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