はやぶさ2、リュウグウに着陸成功 「弾丸」も発射

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探査機「はやぶさ2」が、小惑星「リュウグウ」への着陸に成功した/Japan Aerospace Exploration Agency

探査機「はやぶさ2」が、小惑星「リュウグウ」への着陸に成功した/Japan Aerospace Exploration Agency

(CNN) 探査機「はやぶさ2」が22日朝、小惑星「リュウグウ」への着陸に成功した。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が発表した。試料採取ミッションの一環として「弾丸」も発射している。

弾丸がリュウグウ上の物質に衝撃を与えると、重力が弱いため地表から物質が舞い上がる。JAXAによれば、こうした粒子を回収して最終的に地球に持ち帰る計画だという。

JAXAの研究者は当初、リュウグウの表面を砂状と予想していたが、調査の結果、想定より大きな砂利に覆われていることが判明。十分な量の物質を舞い上がらせて回収することが可能か、シミュレーションで調べる必要に迫られた。

研究チームは今後数週間で3回の試料採取を計画している。

はやぶさ2は2019年12月にリュウグウを離れ、20年末までに地球に戻る予定。試料の分析は英レスター大学のジョン・ブリッジス教授(惑星科学)らが担当する。

ブリッジス教授はCNNの取材に、今回のミッションが興味深い理由として、リュウグウが人類未到のC型小惑星であることに言及。「予想もしなかった結果が出るのは確実だ」と語った。

リュウグウの内部には数十億年前の太陽系形成に関する情報が豊富に存在するとみられている。

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