100年前に「絶滅」のゾウガメ、ガラパゴスで生きていた

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ゾウガメ、絶滅したと思ったら生きていた

(CNN) 南米エクアドル政府は、100年以上前に絶滅したと思われていたゾウカメが、ガラパゴス諸島のフェルナンディナ島で見つかったと発表した。

同島に生息するフェルナンディナゾウガメは、1906年を最後に目撃情報が途絶えていた。しかしゾウガメ再生プロジェクトチームが調査した結果、100歳以上と思われるメス1匹が17日に見つかったという。

調査団は遺伝子を調べて、このカメがフェルナンディナゾウガメであることを確認する方針。

同島に生息しているフェルナンディナゾウガメは、この1匹だけにとどまらないと専門家はみている。今回の調査では、同じ種の別の個体のものと思われる痕跡も見つかったという。

今回見つかったカメは捕獲され、近くのサンタクルーズ島にある繁殖施設に運ばれた。

フェルナンディナゾウガメは、ガラパゴス諸島に生息する14種のゾウガメの1種。ゾウガメは過去200年の間に食料や油を求めて乱獲され、ほとんどが絶滅の危機に瀕している。

調査団はほかのカメも見つけて繁殖させ、種の再生を目指したい考え。

ガラパゴス諸島は19の島で構成され、フェルナンディナ島は3番目に大きい火山島。同諸島は1959年に国立公園となり、1978年にはユネスコの世界遺産に指定された。

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